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運転は実は丁寧?
日比野 = 激しい、ムチャ と思われる方も多いようですね。
監督:佐藤の証言
「彼ほどラインをシビアにアクセル、ハンドルが丁寧な人間はD1ドライ
バーの中でもあまり見たことがありません。 あまりにもシビアに取るた
めに元ホームコースの瑞浪モーターランド最終コーナーのアウト側の
ガードレールに よくドアミラーを軽く当ておりました。 ただ、彼が一
般的に激しく見られるのは、常に100%を求めて走るからだ
と思います。」
この事を証明するかのようにグリップでもD1グランプリに参戦している足廻り、引っ張りタイヤのままで「瑞浪モーターランド」 「YZ(旧コース)」の2000cc未満のラジアルタイヤNAクラスでコースレコードを持っています。
レコードタイム
YZ : 39秒356
瑞浪モーターランド : 33秒960
軽量化はあまりしていない?
実際、軽量化のためのFRPパーツはボンネットと2005年 第2戦に入れたトランクを使用しているだけで
リア3面のガラスをアクリルに変えている位になります。
一般的に「軽量化が命」と言われる86であまり軽量化しない理由は何故だか本人に聞いてみました。
日比野
─
「一言で言わせて頂きますと、まず僕がドライビングを極めていないからです。
どのような事かと言いますと、軽量化をしなくても、もっと僕の運転技術が上がればグリップにせよ
ドリフトにせよ上を狙えるからなんです。
軽量化はその後でもいいんです。正直、軽量化にも興味はありますけどね。」
負けたときの発言・・・
負けてしまった時、彼は大体
─ 「ごめん、ミスった。俺もまだ甘い!」
と、言ってよく本気で落ち込みます。
周りが
─ 「しょうがないよ。」「よくやったよ」
と、言っても、一人で落ちこみ悩む時が多いのです。そして最後には
─ 「勉強になった。次ぎ頑張る。」
となるのです。
天才?いいえ、凡人です。・・・
これは初めてのコースでもいきなりほぼ全開で、ベストに近いラインで走るのを見ていた周りの人から、
「日比野はすごい!」 なんて言われますが、後から聞くと彼は必ず
─
「自分は凡人です。ただ、それを知っているから人一倍考え、研究し、毎週のようにサーキットを走り込んでるんです。ただの車ばかです。」
と答える。
地元の走り仲間からも「テッつあん(日比野選手の愛称)は車の運転しか興味がない。」とよく言われます。
(ただのオタクかも?)
「プリプリ星人」・・・・
彼の写真やD1グランプリ会場で見た方の印象は
「いつもニコニコ笑い、明るくやさしい人」
と、言う印象が多いようです。実は物事を真剣に考えることから、結構プリプリしております。
そこからプリプリしている時は
「またプリプリ星人になってるよ〜」と、周りからばかにされております。
日比野 哲也(ひびの てつや)
生年月日:S49年4月10日生まれ
出身:愛知県
身長:181cm 体重:80kg 血液型:B型
サンライズ代表
2004年度 第三戦 エビスで最終コーナーをジャンプしながら立ち上がる走りで見事準優勝に輝く
2004年シリーズ第9位