D1チーム チーム神風 D1のページに戻る

2006年3月 D1 カリフォルニア アーウィンデール・スピードウェイ フォトレポート
D1 グランプリ
2006年3月3・4日にカリフォルニア州・アーディンデール・スピードウェイで行われたD12006年第1戦
アメリカ開催のD1でもベスト16位の日比野選手



D1 ROUND1 アーウィンデール・スピードウェイ 写真01

10時にホテルに到着し、すぐにレンタカーを借りアーウィンデールサーキットに向かいます。借りたレンタカーはシビック左ハンドル。しかも懐かしのグルグルウィンドウ。
アメリカのハイウェイには「プールレーン」というものが有り、3名以上だと一番端のレーンが使えます。 渋滞時にはとっても気持ちがいい。昨年は知らなかった・・・。 1年ぶりのアーウィンデールサーキットに到着すると、既に練習している車の音が聞こえています。 やはり音やオイルの匂いを嗅ぐと、いてもたってもいられなくなります。

D1 ROUND1 アーウィンデール・スピードウェイ 写真02

↑2日間の練習のテーマは『スピード重視ライン』と『迫力重視ライン』の2つをつかむ事になります。

  D1 2006 アメリカ アーウィンデール・スピードウェイ 予選 2005年
D1 ROUND1 USA アーウィンデール・スピードウェイ 写真 03 D1 ROUND1 USA アーウィンデール スピードウェイ 写真 04
今回、メンバーはドライバー「日比野哲也」、監督「佐藤」そしてメカニックがアイオン社長「春日井圭二」さん。
このアイオンの春日井さんを紹介させていただきますと、現在D1選手の山田真一(通称ヤマシン)の乗るS15シルビアを製作した会社の社長になります。
元々競技車輌の製作等をしており、全日本ダートラチャンプ、全日本ジムカーナチャンプの車輌を作成に携わっていると言えばその凄さがわかると思います。 その春日井さんに今年から1号機(AE111エンジン、5バルブ、フルチューン、フル軽量、ハチロク)の作成を依頼した車から今回、メカニックとしてきていただいたのでした。 では、その春日井さんのセクシー(?)な足と人物について写真を見てみましょう。
ハイこれが春日井さんです。良くおぼえておいて下さい。

D1 USA 予選 2006年
3/3(金)予戦日

朝から雨・・・本当に、バンクから審査コーナーの雨は怖いらしいヨ・・・
ようやく練習が始まる直前に、雨が上がり、コース内が乾き始めます。

予戦では完全なドライになったものの、今にも雨がまた降ってきそうな雲のうえ、(写真:左)気温も低い為、路面温度も昨日とは違い随分と低そうです。

予戦は1周ウォームアップ(ドリフト禁止)、1周練習、3周本番となります。
昨年シリーズ11位のヒビテツはシード10選手が予戦免除の為、トップのスタートとなります。
1周のウォームアップが終わり、1周の練習の時、クリップ@でいつもより角度を付け、なるべく審査員席に近づく練習をしたところ、な、なんとそのまま振り返らずにコンクリートウォールに向かって行きます。必死で立て直すヒビテツ。

しかし、「グシャー!!」
右フロント、右リアを思いっきりコンクリートウォールにヒットします。
「ああ、今年の開幕戦が終わった。今年も昨年に続きクラッシュか・・・」と私佐藤は正直思いました。
だって、相当足廻りも曲がっているはずです。もしかしてフレームまでイッているかもしれない「あ〜あ・・」と思っていると、何とヒビテツそのまま走り出します。
観客もざわめきます。

そして、1周目いつものスピードでコーナーに突っ込んで行きます。「アホか〜!!」

審査コーナーでハーフスピン。
2回目、少しラインは小さいものの決めます。
3回目、更にラインを大きく取り決めます。
やるなーヒビテツ。
さすがヒビテツ。
しかしラインが少し小さい為、少々不安が残りますが、結局予選通過21台中15位で通過することが出来ました。パチパチ☆

D1 USA 予選 2006年
決勝日の朝、アメリカにきて始めてヒビテツと私佐藤は始めてシャワーを浴びました。(色々あって朝シャワーに入る私は4日間は入れませんでした)
「何とすがすがしい朝だろう。なんか生まれ変わった気がする。今日はいけそうだ。」と頼もしい言葉をヒビテツが言っております。 (しかしキタナイ・・・)

サーキットに到着。
この日、練習から審査員席にスピード感が投入されクリップ@のスピードを計ります。『最低110km/hにとどかない人間はその時点で落ちる』と土屋氏からの指摘が。 ターボ車で120km/h代に入り「まあまあ」、120km/h後半を出すと「速い」と言われている時に、なんとヒビテツ132km/hをマーク。どよめきが起こります。
しかし、今回私佐藤は忙しかった・・・


肉眼でも走りを見ながら、ビデオカメラでも走りを撮り、無線で指示を出し、更にスピードガンでスピードをチェックながら、審査員の話しの内容を聞きながら、更にアルミのワタナベの渡辺さんに拝借したでっかいカメラを持ち「俺は聖徳太子じゃねーつうの」とぶつぶつ文句を言っておりました。

結局、最速は川畑選手の137km/hでした。
しかしスピードを出す事を気にしすぎると。ラインが小さくなるので、そこは注意が必要です。
しかし本番になると、さすがD1選手。練習より格段に良い走りをするもんね。
集中力が凄いんだろうね。
ここでも我らがヒビテツ。ギャラリーと審査員の拍手喝さいを受ける走りをし、見事三番手でベスト16に進みます。 さすが、シャワーを浴びた男は違います。


いよいよ追走です。1回戦は「30ソアラ」の上野選手です。
上野選手は重いソアラで127km/hをマークしており、車もパワーがあり、なかなか速そうです。
先攻ヒビテツです。


バンクに入った時点で、なんと上野選手と差が開きます。審査コーナーでは、5台以上差をつけるヒビテツ。
「速い、速すぎです。」
当然アドバンテージがヒビテツになります。(画像:4460、4461)

次は後追いになります。「かなり差が付いていたから、結構離せ」との指示を無線で出します。 しかし差をつけてスタートしたつもりが、バンク進入で既に追いついてしまいます。
何とかあわせながらドリフトを維持していたのですが、バンク出口辺りで若干ドリフトが戻ります。
その後審査コーナーでアウトに膨らんだ上野選手をヒビテツがインをさし、抜きにかかります。 「頭1台出た!!ヤッター抜いた」と思った瞬間ヒビテツの右リアと、上野選手の左フロントが接触!! 結局リアのアーム類が折れ、リタイア扱いとなり終了してしまいました。

スピードはピカ一の上、シャワーも浴びて、本人ノリノリだっただけありとても残念な結果に終わってしまいました。 ただ、あまりSR仕様の2号機に乗る機会が無いことや、パワーバンドが狭い為、一度アクセルを抜いた時のコントロール幅が狭い車という事から、今後もっとドライバーに優しい車作りもしなければと、とても感じました。

次は、SUGOヒビテツNew1号機(超軽量、5バルブ+NOS)のハチロクをデビューさせる予定です。応援宜しくお願い致します。

D1 USA 予選 2006年

D1 ROUND1 USA 写真 11 D1 ROUND1 USA 写真 12 D1 ROUND1 USA 写真 10
追伸
次の日、走行会があり、アメリカのD1スタッフとして手伝いをしていたツトム君が開発ドライバーをしているショップのデモカー(S14、Z33)に乗せてくれると言うので行ってきました。
その時、1周目でNew Zのデモカーをやっつけた模様を最後に見てください。ツトム君元気出せ!!
僕たちも数え切れないくらい車をつぶしてきたから・・・
D1 ROUND1 USA 写真 07 D1 ROUND1 USA 写真 08 D1 ROUND1 USA 写真 09
D1 ROUND1 USA 写真 15 D1 ROUND1 USA 写真 11 D1 ROUND1 USA 写真 12
D1 ROUND1 USA 写真 13 D1 ROUND1 USA 写真 14
バイパーは室内の煙がすごい為、そこらじゅうに穴が開いています。 更に屋根には煙を出す為に電動ファンが。
こんな珍しい車も予選通ってます。
UP ▲