決勝日の朝、アメリカにきて始めてヒビテツと私佐藤は始めてシャワーを浴びました。(色々あって朝シャワーに入る私は4日間は入れませんでした)
「何とすがすがしい朝だろう。なんか生まれ変わった気がする。今日はいけそうだ。」と頼もしい言葉をヒビテツが言っております。
(しかしキタナイ・・・)
サーキットに到着。
この日、練習から審査員席にスピード感が投入されクリップ@のスピードを計ります。『最低110km/hにとどかない人間はその時点で落ちる』と土屋氏からの指摘が。
ターボ車で120km/h代に入り「まあまあ」、120km/h後半を出すと「速い」と言われている時に、なんとヒビテツ132km/hをマーク。どよめきが起こります。
しかし、今回私佐藤は忙しかった・・・
肉眼でも走りを見ながら、ビデオカメラでも走りを撮り、無線で指示を出し、更にスピードガンでスピードをチェックながら、審査員の話しの内容を聞きながら、更にアルミのワタナベの渡辺さんに拝借したでっかいカメラを持ち「俺は聖徳太子じゃねーつうの」とぶつぶつ文句を言っておりました。
結局、最速は川畑選手の137km/hでした。
しかしスピードを出す事を気にしすぎると。ラインが小さくなるので、そこは注意が必要です。
しかし本番になると、さすがD1選手。練習より格段に良い走りをするもんね。
集中力が凄いんだろうね。
ここでも我らがヒビテツ。ギャラリーと審査員の拍手喝さいを受ける走りをし、見事三番手でベスト16に進みます。
さすが、シャワーを浴びた男は違います。
いよいよ追走です。1回戦は「30ソアラ」の上野選手です。
上野選手は重いソアラで127km/hをマークしており、車もパワーがあり、なかなか速そうです。
先攻ヒビテツです。
バンクに入った時点で、なんと上野選手と差が開きます。審査コーナーでは、5台以上差をつけるヒビテツ。
「速い、速すぎです。」
当然アドバンテージがヒビテツになります。(画像:4460、4461)
次は後追いになります。「かなり差が付いていたから、結構離せ」との指示を無線で出します。
しかし差をつけてスタートしたつもりが、バンク進入で既に追いついてしまいます。
何とかあわせながらドリフトを維持していたのですが、バンク出口辺りで若干ドリフトが戻ります。
その後審査コーナーでアウトに膨らんだ上野選手をヒビテツがインをさし、抜きにかかります。
「頭1台出た!!ヤッター抜いた」と思った瞬間ヒビテツの右リアと、上野選手の左フロントが接触!!
結局リアのアーム類が折れ、リタイア扱いとなり終了してしまいました。
スピードはピカ一の上、シャワーも浴びて、本人ノリノリだっただけありとても残念な結果に終わってしまいました。
ただ、あまりSR仕様の2号機に乗る機会が無いことや、パワーバンドが狭い為、一度アクセルを抜いた時のコントロール幅が狭い車という事から、今後もっとドライバーに優しい車作りもしなければと、とても感じました。
次は、SUGOヒビテツNew1号機(超軽量、5バルブ+NOS)のハチロクをデビューさせる予定です。応援宜しくお願い致します。